G-19 熱砂の攻防戦

負けても美しいジオンの男たち

●『08小隊』でも似たようなシチュエーションがありましたが、今回もジオン残党によるHLV打ち上げ阻止が目的のこのステージ。HLVにはガトーが盗んだGP02Aが搭載されています。幾度となくガトーを取り逃がしてきたコウたちアルビオンの面々ですが、ギリギリのところでガトーを宇宙へ取り逃がしてしまいます。その立役者となったのが、元ジオン公国軍・東アフリカ方面軍第3突撃機動師団司令、ノイエン=ビッター少将。渋みの効いたオッサンキャラがよりどりみどりのOVAシリーズの中にあって、ひときわキラめくオヤジです。

●デラーズ・フリート蜂起までの3年間、アフリカの鉱山跡地に隠れて機を待ち続けたノイエンたちにとって、デラーズの星の屑作戦は命に代えても実現させたいものでした。ガトーを宇宙に送り届けるため、わずか10機の旧式MSでアルビオンに立ち向かっていく姿は、敵とはいえ天晴。コウにとっては初めて見る、スペースノイド=敵の姿でもありました。

●まあとにかく、このノイエン率いるキンバライドの男たちが痺れるほどカッコいいです。ミリタリージオラマ風にガンプラを作るなら、やっぱりコイツらを作ってみたいと思わせるほど。最後はノイエンの遺言通り、白旗を上げて降伏しますが、その姿さえも雄々しく見えるのはなぜでしょう。そりゃ、こんな猛者たち相手にコウたちが勝てるはずがないです。

◆マップ&初期配置

●今回は懐かしさに目を細めてしまいそうな単独マップ。画像をキャプするのもルンルンなくらいラクチンでした。が、実際の戦場はそうはいきませんでした。

◆部隊編成

1枚マップですが出撃可能な部隊は最大2部隊。ニキ隊に加えて、ゼノン隊を投入し、新たに配備したサイコミュ系MSに加え、機動力のある機体をチョイス。ターン制限のあるマップなのでそうした方がよいと攻略本にあったもので。

◆ミッションレポート

敵を侮りすぎていました

1枚マップで2部隊、ターン制限はあるものの、1ターンあたり3機の敵を倒していけば全滅&HLV阻止も可能だなんてことを攻略本に書いてあるので、楽勝気分で出陣しましたが、フタを開けてみれば、敵は全員がAce級の機体で、尉官、佐官クラスがゴロゴロいる熟練パイロットばかり。なんとか全滅させたところで、HLV破壊まで至らず、なんと1回目のチャレンジではゲームオーバー・・・。今回のプレイで初めてのゲームオーバーであります・・・。舐めてた。

とにかくHLVのもとへ!

学んで2回目のプレイでは、もう全滅をあきらめて、とにかくHLVのもとにたどり着くことを優先しました。移動力9のアルビオンですら、HLVの元に行くまでに3ターンはかかってしまうので、今の戦力では、途中でノイエンの部隊にかまっていると同じ轍を踏んでしまいそうだったので・・・うむむ悔しい。

しかもガトーが乗っているせいか、HLVもやたら回避しやがるので油断なりません。油断していたせいで、シナプス隊をアルビオンごと落とされるという屈辱まで味わい・・・冒頭でノスタルジックな想いに浸っている場合ではありませんでした。マップの数に惑わされてはいけません。教訓ですね。うぐぐぐ、絶対、クエストで再挑戦してギッタンギッタンにしてやるぞ、ノイエン隊め!

2回目はそんなこんなで脇目もふらずにHLVを袋叩きにしたので、破壊することはできましたが、それでもやっぱりガトーは宇宙へ向かってしまうのでした。

【テキストイベント】『目的の為に』・・・HLVを撃破

◆戦果報告

●まあ・・・そのう・・・散々たる有様であります。いうことはございません・・・。

【報酬】30,000キャピタル(目標達成)

【自軍損害】なし

【ゲスト軍損害】アルビオン以下、シナプス隊全滅

【捕獲機体】なし

【志願兵持込機体】志願兵なし

◆入手設計図

●後々重要な役どころを占めるキャトルと、今後の宇宙戦で頼りになりそうなノイエ・ジールの設計図を入手。おのれガトー、貴様より先にコイツを配備して驚かせたるわい!

◆反省会

●いやーもう、反省することばかりです。マップ1枚か、楽勝だ! とかほざいていた自分が恥ずかしい。まさに屈辱の一戦となりました。それにしてもノイエン隊。スペックを見れば見るほど凄すぎます・・・。ザクⅡJ型といって侮ってはなりません。

●攻略本を見ると、お薦め機体などが今の私の部隊の状況とはかけ離れすぎていて、開発・設計・配備が理想的に進んでいないことを痛感しております。もっと計画的にやらないといけないんだろうなあ・・・とは思うのですけども。なかなか・・・。

【余談】本編劇中ではすっかりお馴染みの「突貫しますッ!!」のコウ=ウラキのセリフですが、ゲームではなぜか「突攻しますッ!!」になっております。そもそも"特攻"はあっても"突攻"なんて言葉はあるのかどうなのか。

G の回想録

<40代オヤヂ、今一度『G-ジェネ』をプレイしてみる> 35年以上に渡ってガンダムを飯の友にしてきたオヤヂであります。とはいえ、筋金入りのガノタでもなく、ここ最近の作品は見てもおらず、にわか程度の錆びついた知識故、内容について不明・不備がございましたら遠慮なくご指摘くだされ。

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