Z-15 ポケットの中の戦争 ~ルビコン計画

誇り高き軍人たち、覚悟の出撃

●切ない。Amazonビデオで、初めて最後まで原作を観ましたが・・・切ない。やるせない。唯一の救いは、最後までクリスが真実を知らないままだったことくらいでしょうか・・・。いや、もちろんリボーコロニーが核の被害にあわなかったことも救いではありますが・・・。

●観始めてからしばらくは、というか最終話の冒頭まで、ずっとアルというクソガキがたまらなくウザかったことも正直にお伝えしましょう(笑) まあ、それが子供の感覚なのだと言われれば理解できなくもないですが、戦争の現実(サイクロプス隊の面々の死や、瓦礫の下から引き摺り出された子供の死など)を目の当たりにしても尚、「ガンダムをやっつけないのか!?」とバーニィに迫るアルに、終始イラ立ちを感じていたのは事実です。逃げようとしたバーニィを責めるのも、思いとどまったバーニィに「助けて」と無邪気にお願いするのも、なんかこうモヤモヤしてしまうのは、きっとオヤジのせいだからなのでしょう。

●そのすべては、最後の全校集会のシーンで帳消しになりました。人目もはばからず大泣きする姿に、アルへの許しの気持ちが芽生えました。しょうがないよな、と。きっとリアルな世界での戦争に初めて接した時、子供たちは同じようなプロセスを踏んでいくのだろうなと思わせるものがありました。

●「すぐ隣にある戦争」を描いてきたこの作品、たまたま世界がガンダムなだけであり、もっと言えばガンダムだからここまで描き切ることができたのだと思います。モビルスーツがほとんど戦わないと不満の声もあったようですが、私的には完成度の高い作品だと感じました。

●滅びゆく者たちのために、というミーシャの言葉は、ジオンに向けたもののように単純に捕らえていましたが、それと同時に自分たちへの言葉でもあったんでしょうね。本当はバーニィたちのような若い世代に、自分たちの滅びの先の希望を見出そうとしていたのでしょう。哀しくもバーニィは、シュタイナーたちの望みに応えることはできませんでしたが、アルたちにその想いを残すことが出来たのじゃないか、そんな気がします。

●ああ、なんだか柄にもなくしんみりするじゃないかよ。勘弁してくれよ。ステージは久しぶりの前・後半戦構成です。気を取り直して参りましょうか!


◆部隊編成

●今回はメンツはそのまま、コロニー外MAP用にソニア隊を、コロニー内MAP用にゼノン隊をスタンバイさせてみました。ソニア隊には、エリスのNT1をリーダーに、マークには開発したばかりのMk-Ⅳ、ベイツにはこれまた開発したてのヘビーガンダム、アキラにはビグロマイヤー、ビリーには宇宙用高機動試験型ザクを。お金があるとこんな贅沢が出来ちゃう。

●一方のゼノン隊にはリーダーのルロイにケンプファーを新調したくらいです。奇しくも『0080』最後のステージに、NT1とケンプファーが揃いました。


◆ミッションレポート

<前半戦>

サイクロプス隊の壮絶な最期を見届ける

●コロニー内はゼノン隊とクリスのNT1で、敵ユニット3機を相手にすればいいので、比較的簡単です。まずは先行してクリスを追いかけてくるミーシャと交戦。クリスはサイクロプス隊の3人すべてとイベントがあるので、それをしっかり見届けましょう。シュタイナーとガルシアはマイ部隊でトドメを刺してOKですが、ミーシャだけはクリスでないとクエストムービーが見れないのと、後半戦に行けなくなるので注意です。

●シュタイナーとガルシアは原作ではMSに乗って出てこないので、クリスとの会話は完全なるGジェネオリジナル。見ない手はありません。

瀕死間違いなしのグレイファントムを救え!

●一方のコロニー外MAPは、うって変わってそこそこ厳しい展開が待ち受けています。原作でも搭載MSをミーシャに全滅させられたグレイファントムが、敵部隊に囲まれ絶体絶命。このままだと撃沈必須な感じなので、ひとまずMAP上部中央のコロニーへと退避させます。退避させながら、囮用に搭載MSを吐き出していきましょう。

●身代わりに撃墜されていく搭載MSに哀悼の意を表しつつ(中には志願兵もいたりしますが・・・)、なんとかコロニー付近まで移動してくる頃に、ようやく自軍本拠地から発進させたソニア隊が合流できるようになったので、グレイファントムの盾になるように部隊を展開します。ここから反撃開始です。

●物量で迫る敵軍ですが、こちとら一歩先を行くスペックの部隊です。どうだ、インコムなんか見たことないだろう!くらいの勢いでガンガン攻めていきましょう。どうせ相手は母艦なしの独立ユニットばかり。躊躇なく落としてやることができます。

元気になったグレイファントムはコロニー占領任務へ

●ソニア隊で応戦している間にグレイファントムにはHPを回復してもらい、整ったところで取り残しているコロニーの占領に向かってもらいます。ソニア隊はグレイファントムが占領完了したのを見届けて、敵部隊を全滅させ前半戦ミッションクリアです。ちなみにリボーコロニー内には占領都市はありません(そもそも、あったところで探すのが至難の業なMAPです)。

<後半戦>

さよならバーニィ

●後半戦は難易度は低め。コロニー内MAPは、バーニィのザクⅡ改を含めたダミーバルーンがずらり。実質攻撃をしかけてくるのはバーニィのザクだけなので、倒すのは容易です。イベントは「ダミーにダメージを与えずにバーニィを倒す」か「ダミーを破壊した後バーニィを倒す」かの2択になっています。攻略本ではダミーを倒して、ボーナスステップを使いながらクリスのテンションを上げていくという方法を進めていたのでそちらでやってみました。それが下の画像の左側の場合、ダミーを破壊せずに進むと、バーニィとの会話がありますが、めちゃくちゃ時間はかかります(;'∀')

●テンションMAXのクリスだと、バーニィは一撃で倒せてしまいます。当然ながらクリスとの絡みはないのですが、こちらもGジェネ独自の最期のセリフを見ることができます。バーニィに合掌。

ミサイルは友軍に任せて、マイ部隊はキリング迎撃

●さて、コロニー外では、キリングが核ミサイルをリボーに向けて発射してエライ騒ぎです。原作では発射する前に阻止されるのですが、Gジェネではそうはならないんですね。意外と大胆に改変してきてますね、今回の『0080』ステージ。この核ミサイルの阻止をしないとゲームオーバーになっちゃうのですが、こちらの阻止は友軍のサラミス部隊に任せて、ソニア隊とゼノン隊は、自軍本拠地を狙うキリングの部隊を迎え撃ちます。

●ちょうど間に横たわるアステロイドベルトで迎え撃てば回避率もあがります。キリングの乗るグラーフ・ツェッペリンにはゲルググJやリック・ドムⅡが配備されているので、こいつを捕獲すべくキリングの母艦をとっとと沈めてしまいます。

ミサイル自爆のおかげで白旗ユニット回収艦の出来上がり♪

●ジワジワと迫りくるミサイルはコロニー到着前に捕捉し、サラミス搭載ユニットで四方を囲むと、次のターンで勝手に自爆しちゃいます。当然、友軍ユニットも消えてしまいますが、その空きスペースに白旗ユニットを積めば丁度良し!

●後は残りの部隊を殲滅してすべて経験値に。コロニーは前半戦で占領した場所は、そのままになっていましたが(ああ、ファミ通攻略本に書いてあったのはそういうことか!)、1つだけキリング部隊に再占領されたものを奪還しました。

戦果報告

【報酬】43,000キャピタル(全滅、コロニー占領×3、イベントボーナス、クエストボーナス)

【捕獲機体】ゲルググJ(1)×1、リック・ドムⅡ(1)×3


◆入隊報告

●お久しぶりの入隊者は3名。前作で序盤から部隊を引っ張ってくれたハルトさんいらっしゃい! レイチェル、ノーランも手はかかりそうですが、育ったら頼りになるキャラだとの噂。まあ今回もなんだか皆、雰囲気変わってるなあ(笑)


◆反省会

●まあ、反省することもなく、自慢できることもなく、粛々と進んできましたステージ15。まだまだ原作を観た余韻が後を引いておりまして、なんだかシンミリモードです(笑)

●これにて『0080』のステージはすべて終了。主人公であるところのアルは、まだまだこの時期のGジェネには出てこないですね。

G の回想録

<40代オヤヂ、今一度『G-ジェネ』をプレイしてみる> 35年以上に渡ってガンダムを飯の友にしてきたオヤヂであります。とはいえ、筋金入りのガノタでもなく、ここ最近の作品は見てもおらず、にわか程度の錆びついた知識故、内容について不明・不備がございましたら遠慮なくご指摘くだされ。

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