"始まりの戦争"、終結。
●ついに、ア・バオア・クーであります。ジオンの最終防衛ライン。ここを許せばが後がないという、ジオン必勝の戦場でありましたが、結末は皆さんの知る通り(といっても小説版などは大きく結果を異にしていますが)。父を殺めてまでも勝利を望んだ"ヒトラーの尻尾"ことギレンは妹の手によって思いもよらぬ死を迎え、その妹・キシリアもまたシャアによって葬られたことで、ザビ一族の歪んだ戦争は終わりを告げるのでありました。
●TV放映の折、視聴率が振るわず、打ち切りの決定によって、当初のストーリーから大きく変更されたという話ですが、やはりTV版での物語があってこそのガンダムの世界だなーと個人的には思います。富野小説のようにアムロやハヤトが命を落とす展開は、受け入れるにはちとヘビー過ぎますよね。彼らが一年戦争を生き伸びたからこそ、シャアが戦場から姿を消したからこそ、ガンダムはこうして今も続くコンテンツとして、日本だけじゃなく世界に誇れる文化に成長することが出来たと言えます。そういう意味でも、一年戦争というのは物語としてもリアルなガンダム文化としても"始まりの戦争"だったのではないかと。
●Gジェネはここでもそのテイストをいかんなく発揮してくれています。TVでは描き得なかった、作品を超えたクロスオーバーをゲームのシナリオ中で見せてくれます。後にドーベン・ウルフで名をはせるラカン=ダカランは、ソーラ・レイの護衛艦でリック・ドムに乗っています。後にデラーズ・フリートを旗揚げするデラーズや配下のガトー、ライデンやマツナガら伝説のエースたちが跋扈する戦場。シャアの腹心、アポリーとロベルトも健在。一方の連邦軍には、シナプス艦長とバニング率いる不死身の第4小隊の面々やヘンケンの姿も。まさにオールスターキャストといった豪華な顔ぶれです。単純なアニメのトレースに終わらせず、また新しい側面で史実を追体験させてくれるところが、Gジェネをやっていて「楽しいなあ」と思える瞬間ですよね。
◆マップ&初期配置
●ア・バオア・クーへと近づいていく形の4層マップ。もっとも遠いマップには自軍本拠地がありますが、ソーラ・レイによって、冒頭でレビルやデギンともどもガーダーは破壊されて丸裸になっています。戦いの前半はここを守りつつ、敵部隊の半数と対峙する形になります。ソーラ・レイはEN充填のため下のマップに移行し、その後こちらに戻ってくることはありません。
●2層目のマップにいる敵部隊は全て1層目に移行してくるので、ここでの戦うことは基本的にはなくなるはず。3層目のマップ突入前にここで態勢を整えるという使い方になりそうですね。それにしても豪華絢爛な顔ぶれ。
●3層目のマップが後半の山場。ここから動かないユニットたちを、移行と同時に攻め落としていきます。やっかいなのは1層目から移動してくるソーラ・レイ、既にエネルギー満タンでスタンバっています。ただ即座に発射されず、発射方向を定めて次のターンで発射されるので、その1ターンでケリをつける戦略が必要になります。
●最奥部のマップはア・バオア・クー内部。入り組んでいる上に1マス分しか幅のない通路にスキウレが配置されていたりと、なかなか意地の悪いことになっています。シャアとアムロの決着はここで(3層目のマップでジオングの本体を失ったシャアは、このマップの右下へと強制的に移動します)。
◆今回の部隊編成
●最終戦に向けて、全5部隊を再配置。戦力バランスなどを鑑みつつ、レイチェル隊は女だらけのアマゾネスチームに、ウッヒ隊は愛すべきオッサンチームに、ブランド隊は一癖ありそうなならず者集団風チームにしてみました(笑) 今後は各部隊のメンツはこれで固定していこうかと思います♪
●ユニットはとにかく育てる伸びしろがあるものを主力で配備。ジオングになるキケロガや、キュベレイになるエルメス、デンドロビウムになるGP03Sなどは、しっかりAceにしておきたいですね。それだけの経験値は今回の戦場、十分に転がっているはず。
◆ミッション・レポート
まずは前半戦。移行してくる連中をいつものヘッドキャップ戦法で
序盤戦は2層目から這い上がってくる敵軍を、上手く頭を抑えて戦力を分散させながら叩いていくいつもの戦法で。攻略本にある通りに動かしてみました。オリジナル軍は全部隊を、本拠地から離れすぎない場所で展開。2層目にいる友軍も基本的には1層目のマップに移行し、頭抑えの手助けをしてもらいます。ただし、マップの南にいるシナプス隊とヘンケン隊は、それぞれを狙うザンジバルを引き付けるため、いったん移行せずにマップの隅へと移動。十分に引き付けた後は、同じように1層目に移行してザンジバルの頭を抑えてしまいます。
この方法でまずは敵の半数を片付けます。特にイベントもないので作業的になってしまいますが、ガトーやライデン、マツナガの乗る機体は、すぐに開発できるレベルなので捕獲。それ以外の敵は一匹残らず経験値にしてやります。
ジオングをエルメスで撃つ、それもまたGジェネの醍醐味
3層目にいる敵部隊の中で、唯一、単独で這い上がってくるジオング率いるシャア部隊もここで仕留めます。まずはアムロで2回交戦してボイスイベントを発生させます。アムロが、ジオングのパイロットはシャアとは別の人間だと感じるくらい、シャアもまた急速に覚醒していたことを匂わせる会話ですね。
【ボイスイベント】『ジオング出撃』・・・アムロとシャアが交戦(2回目まで会話あり)
撃破はアムロでなくてもOKなので、ルナの乗るエルメスで仕留めてさしあげました。これならシャアも満足でしょうか。ボディを失ったシャアは強制的にア・バオア・クー内部、最奥のマップへと移動していくので、ひとまず放っておきます。ちなみにガンダムはこの時点ではまだ五体満足なので十分補佐に使えます。
後半戦は時間をかけて移行プランを練る
1層目の戦いを片付けると一段落。ア・バオア・クーの防衛部隊は動かないので、誰もいなくなった2層目のマップに降りて、態勢を整えます。このタイミングで1、2層目のコロニーを友軍に占拠させておいてもいいかも(私は3層目の戦いの後に戻って占拠しましたが、このタイミングのほうが把握しやすい気がします)。これまた攻略本の教えに従い、まずは厄介なソーラ・レイを速攻で仕留めるために、オリジナル軍の配置を熟考。うまく射程外から大口径ビームやビットを叩きこむべく、マップを行き来しながらユニット配置を考えます。これが面倒臭いんですけど、楽しかったりします(笑)
一気に移行、電撃戦でソーラ・レイを破壊!
ああでもないこうでもないとイメージ通りの配置に出来たのを確認したら、いざ進軍開始! 今回はまずはヴァル・ヴァロを突入させてEN枯渇させたろうと企みましたが、半減させる程度にしかできませんでした。後はひたすらソーラ・レイへの遠距離攻撃。頑張って1ターンで沈めてしまえば、気に病むものが無くなり攻略がラクになります。パゾクは武装をもっていないのでレベルの低いメンバーの練習台に最適。防衛部隊そのものは、一般兵たちとはいえLv2、3クラスがそこそこいるので、かなりテンポ良くメンバーやユニットがレベルアップしていきます。
危なげなこともなく、ギレンのグワジンも撃沈。ここではアムロとのイベントもあります。
【ボイスイベント】『本当の敵』・・・アムロとギレンが交戦
この会話はたぶんTV版には無かったのでGジェネオリジナルのはず。
最後のマップには戦艦がいないので、キシリアのザンジバルを弱らせてフィニッシュ用にとっ捕まえておきます。ウロウロされると困るので、友軍のユニットたちで囲んでおきます。おそらく他のマップへ移行してまで逃走はしません。
RX-78-2、最後の花道を目に焼き付けよ!
最後の4層目は、シャアとアムロによるクエストデモを起こすのが主目的。敵ユニットは最低限の数しかおらず、あえて全軍突入しなくても良いですね。育てたいユニットがいる部隊だけ2~3送り込めば全然大丈夫。全軍突入すると狭い通路内で進軍が大変です。
せっかくなのでガーダーも含めて全破壊した後、アムロをシャアと戦わせてクエストデモを起こします。こちらはやはりラストシューティングの場面。SDデフォルメといえど、やっぱりカッコいいですね(笑)
最後は待機させておいたブランド隊で、キシリアのザンジバルを沈めて差し上げ、ちょうどメルドのギャン改がAceになったところでミッションが終了しました!
◆戦果報告書
●いやー、とにかく長丁場でした。戦力が高まっていけばクエストモードではもう少しサクサク進むのでしょうが、リスクを回避せざるを得ない今の戦力だと軽く3時間はかかっちゃいますね。まあじっくり取り組めるのはGジェネの魅力っちゃ魅力なんですけども。
●計画通り、主要ユニットのAce化には成功しました。エルメス、キケロガ、GP01-S、ギャン改。その他にもブラウ・ブロやリック・ドムⅡ、ジェガン、なかなかAceになれなかったヘビーガンダムやケンプファーなども揃ってAceに。ただこれ以上育てようがない機体はAceにしても出番が減るかもしれませんが・・・。
【報酬】44,000キャピタル(敵全滅、クエストデモ発生、コロニー占領×9)
【自軍損害】なし
【ゲスト軍損害】ガンダム(Ace)×1(アムロ)※強制的に破壊、コアファイターへ
【捕獲機体】ガトル(1)×1、リック・ドム(Ace)×1、高機動型ザクⅡ(Ace)×1、ゲルググ(Ace)×1、高機動型ゲルググ(Ace)×1 ※( )はユニットレベル
【志願兵持込機体】志願兵なし
◆入手設計図(生産リスト登録ユニット)
ようやく、ようやくプロトタイプ・リックディアスです。ガンダムを早めに設計用に生産しておけばよかったんですが・・・。
◆反省会
●とても長時間に及んでしまったこと以外は、作戦通りの成果で満足しております。一年戦争編のクライマックスというステージでもあって、やや怯んでいたのですが、やってみればなんのことはないという感じでした。
●魅力的なキャラクターの多いファーストガンダムの物語はこれでおしまいと思うと少々寂しいですが、まだまだGジェネのステージ的には半分にも消化しておりません(汗)。この記事ももう少しだけシンプルにお届けしていこうかなと思います。
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